BOURBON STREET

Step 39   関東ディキシー組合の足跡

柳澤安信 (ODJC会員)

 昭和50年代初期から60年代初期(1970年代中期から80年代中期)にかけ、「関東ディキシー組合」という奇妙な名前のジャズ愛好グループがあった。この会の活動目的は、トラッド・ジャズ・ファンとミュージシャンとのが一体になって、一人でも多くのディキシーランド・ジャズ・ファンを増やしていこうというもので、ジャズに関しては玄人肌で、キャリア充分なジャズ・ファンがスタッフになり、トラディショナル・ジャズをレコードではなく、生演奏で聴く機会を提供した。それも普段表舞台で演奏している有名ミュージシャンはさておき、地味であっても情熱のこもったユニークな演奏を目指しているバンドに演奏の場を提供していたことが、この会の特徴でもあった。ここにその活動を振り返ってみたい。

関東ディキシー組合

 写真1 関東ディキシー組合のステージ
 左より沢田英二(p)、小林淑郎(ts)、菊地一成(b)、有馬靖彦(cl)、宮崎忠一(bj)、飴尚泰(tp)、細野賢(d)、下間哲(tp)、笠井義正(ss)
  (1978年1月第15回例会)

■ 関東ディキシー組合の歩み

 発起人は当時通信販売の輸入レコード店「アンツ」を経営、アリゲーター・ジャズ・クラブを主宰していた有田昭一氏と、若手評論家で人気司会者の行田よしお氏である。2人は大御所野口久光先生(1994年6月没)の賛同を得、先生が組合長、世話人は行田氏、事務局に有田氏という陣容で会を発足させた。暗黒街の組織のような名前「関東ディキシー組合」という名称は行田さんの発案で、関西ディキシー界のドン、末廣光夫氏(2012年9月没)の活動を意識したものであった。
 月1回、有志の出演によるコンサートを行いたいと考えたときに、ちょっとしたホールでも使用料やPA、照明、ピアノ使用料などを含めると、その費用はとても高いものになってしまう。「無料で貸してくれる所はないだろうか」という組合の願いを叶えてくれたのは、VANジャケットの社主石津謙介氏(2005年5月没)で、青山通りにあったVAN99ホールを無償で提供してもらえることになった。そして記念すべき第1回コンサートは、昭和51年(1976)5月9日に開かれた。ユニークな名称と企画構成がしっかりしたステージのためかファンが集まるようになり(筆者もその1人)、例会コンサートはVAN99ホールが閉鎖されるまで成功裡に7回続き、その年の12月で休会した。
 あまりに短期間での閉会に惜しむ声が多く、再開に向け次の会場探しが始まった。そして今度は高田馬場駅前のBIG BOX9階にあったビクター・ミュージック・プラザを借用、昭和52年(1977)5月15日に第8回(復活第1回)コンサートが開かれた。ここでの月例会は館長他ビクターの尽力により約10年続いた。その間にステージも単にディキシーランド・ジャズにとどまらず、幅広くオールデイズのジャズを生演奏で楽しむ会として永続させるべく、第76回例会(1983年9月18日)から会の名称を「みんなでJAZZを楽しむ会(MJT)」と改称、スイング・バンドやモダン系のミュージシャンにも門戸を解放していった。この名称の名付け親は野口さんであったが、時が経過した今となっては、MJTを含めて「関東ディキシー組合」と呼んでも良いだろう。
 例会は毎月第3日曜日の午後1時から3時に行われていたが、昭和62年(1987)3月末にビクター・ミュージック・プラザが閉館するのに伴って、第106回例会(1987年2月13日)「さようならビクター・ミュージック・プラザ!記念チャリティー・コンサート」をもって終了した。主に来日中の海外ミュージシャンを招聘した夜の特別例会(5回)を含めると、11年間で全111回に及んだ。その後は会場探しが難行、スタッフの交代などもあって再復活は実現しなかった。

50回プログラム 100回プログラム

 写真2 関東ディキシー組合第50回記念特別例会プログラム 写真3 みんなでJazzを楽しむ会(MJT)第100回記念特別例会プログラム

 MJTの活動末期、野口さんの直弟子で映画の予告編を製作する「佐々木篇集室」のオーナー佐々木徹雄氏(故人)が「銀座で生ビールを飲んでジャズを聴く会(JAGL: Jazz At the Ginza Lion)」を発足、銀座ライオンのホールを借り、海外のミュージシャンを呼んでライブ・コンサートを開くようになった。JAGLのステージで演奏したバンドは、アップタウン・ローダウン・ジャズバンド、デヴィル・マウンテン・ジャズバンド、ナチュラル・ガス・ジャズバンドのほかピアノのウォリー・ローズ、ラルフ・サットン、バンジョーのチャーリー田川、歌手のキャロル・リーなどである。
 「JAGL」は「MJT」を引き継いだ会ではないが、会場にはMJTで顔馴染みだったファンやスタッフが多数詰めかけ、MJTのリユニオン・パーティにもなっていた。
MJTの活動末期、野口さんの直弟子で映画の予告編を製作する「佐々木篇集室」のオーナー佐々木徹雄氏(故人)が「銀座で生ビールを飲んでジャズを聴く会(JAGL: Jazz At the Ginza Lion)」を発足、銀座ライオンのホールを借り、海外のミュージシャンを呼んでライブ・コンサートを開くようになった。JAGLのステージで演奏したバンドは、アップタウン・ローダウン・ジャズバンド、デヴィル・マウンテン・ジャズバンド、ナチュラル・ガス・ジャズバンドのほかピアノのウォリー・ローズ、ラルフ・サットン、バンジョーのチャーリー田川、歌手のキャロル・リーなどである。
 「JAGL」は「MJT」を引き継いだ会ではないが、会場にはMJTで顔馴染みだったファンやスタッフが多数詰めかけ、MJTのリユニオン・パーティにもなっていた。

■ 関東ディキシー組合の特徴

 「関東ディキシー組合〜MJT」の良いところは、ステージの企画構成がしっかりしていたことだったと思う。ライブハウスの酔客相手のステージは、とかく場当たり的な演奏に陥り易いが、会ではスタッフが持ち回りで企画構成を担当、出演者と協議の上一本筋の通ったステージを心がけたため、日頃レコードでしかジャズを楽しまないマニアックなファンをも喜ばせた。有名批評家の先生方にプロデュースをお願いしたステージも多い。会の活動が11年間の長きに渡って続けられたのは、スタッフの情熱と団結があったからであろう。主なスタッフは次の人たちである。
・ジャズ評論家;野口久光、行田よしお、大和明、神埼浩
・アリゲーター・ジャズ・クラブ;有田昭一、平田徳夫
・銀座で生ビールを飲んでジャズを聴く会(JAGL);佐々木徹雄、伊藤順子
・ディキシーを楽しもう会;若山一雄
・ホット・クラブ・オブ・ジャパン;山中一男、柳田利明、大山達郎、武信昭雄、柳澤安信

ラルフ・サットン

 写真4 ラルフ・サットンとMJTのスタッフ (1984年5月3日、赤坂氷川神社)
 左より若山一雄、有田昭一、有田祐久子(有田夫人)、大山達郎、小川正雄、柳澤安信、佐々木徹雄、慈泰雄、佐々木政雄(佐々木氏子息)、ラルフ・サットン、柳田利明、野口久光の各氏

 ステージで演奏したミュージシャンは何人ぐらいになるのだろうか。正確な数字は把握していないが、延べにして1,000人弱と推定する。当時関東で演奏していたトラッド系プロ、アマチュア・ミュージシャンのほとんど全員が出演したといっても過言ではないだろう。日曜日の午後という休養時刻を押してのステージ、電車賃にしかならないギャラにもかかわらず、毎回素晴らしいステージを聴かせてくれた。出演料は休憩時間にスタッフがザルを持って会場を回り、来客とスタッフの喜捨から支払われた。決して満足するほどの金額にはならなかったが、ミュージシャンの中にも会の主旨に賛同し、喜んで演奏してくれる人が多かった。なかでもテディ・ウィルソン派のピアニスト沢田英二氏(故人)が印象に残る。
またスタッフは日頃東京では聴けないジャズバンドの公演企画も行った。大阪のニューオリンズ・ラスカルズ、兵庫県龍野市のキング・クレゾール・ジャズバンド、大阪のサウスサイド・ジャズバンド、藤森省二〈p〉、甲府市のディキシーランド・オン・マイ・マインドが出演している。アメリカのミュージシャンではチャーリー・田川(bj)、アルトン・パーネル(p,vo)、ドン・ユール(p)、ボブ・グリーン(p)、ラルフ・サットン(p)、アップタウン・ローダウン・ジャズバンドなどである。

■ 例会の記録

 この例会の記録データは、有田昭一氏が第100回記念特別例会(1986年1月19日)のプログラムに掲載したものである。その中で筆者の印象に残ったステージについて、私なりにコメントを追記してみた。

於 青山 VAN99ホール

昭和51年(1976)

第1回 5月 9日 「飴尚泰セッション」
 飴尚泰(tp)、三上和彦(cl,ts)、松岡雄二(tb)、白須孝尚(b)、沢田英二(p)、斉藤博(d)
第2回 6月13日 「沢田英二オールスターズ」
 中川喜弘(tp)、石川順三(cl)、松岡雄二(tb)、沢田英二(p)、ジョージ山田(b)、ケン岡本(d)
第3回 7月18日 「バンジョー大会と渡辺正典」
 第1部「チャーリー田川とペニンシュラ・バンジョー・バンド(カリフォルニア州)」
 Charlie田川(リーダー)、Mickey Rose, Pasty Rose,Mike Foley,Jenice Jolley,Steve Mapes,Connie Karkalik,Jim Arrasmith,Kevin Tierney,Donna Richard,Robert Mapes,Nori Tagawa(bj)、Jackie Jolly(g)
 第2部「渡辺正典とキング・クレオール」
 渡辺正典(tp)、橋本淳一(cl)、池田幸太郎(tb)、沢田英二(p)、広木洋(b)、岡田修一(d)
 アメリカ西海岸でバンジョー教師をしている田川善三氏がお弟子さんの子供達をつれて帰国、全国を楽旅した。彼とは昔からの知り合いでこのステージを聴きに出かけ、以降ディキシー組合の常連になった。
第4回 9月14日 「ディキシー・グループ対シカゴ・グループ」
 飴尚泰(tp)、仲野彰(tp)、永吉二郎(cl)、橋本淳一(cl)、三上和彦(ts)、松岡雄二(tb)、町野英明(tb)、宮崎忠一(bj)、津村昭(g,bj)、後藤光作(bj)、落合陽一(b)、ジョージ山田(b)、斉藤隆(p)、斉藤博(d)、内藤ファミリー(スプーニング)、岩崎エリナ(vo)、新井規予子(vo)
第5回 10月7日 「第1回アマチュア大会」
 第1部「木田三七雄とニューオリンズ・ラグ・ピッカーズ」
 加藤晋一(co)、須藤真(cl)、中村正彦(tb)、太田弘(ts)、日向義樹(bj)、寺田文夫(b)、東海林幹雄(p)、木田三七雄(d)
 第2部「津村昭とストリーヴィル・ダンディーズ」
 仲野彰(tp)、町野英明(tb)、吉本泰一郎(cl)、柴田昌彦(ts)、井上良勝(p)、津村昭(bj)、金子詔一(b)、関口晴生(d)
第6回 11月7日「宮崎忠−とシェーキーズ・オールスターズ」
 飴尚泰(tp)、永吉二郎(cl)、原田靖(tb)、宮崎忠一(bj)、平井進(p)、城英輔(b)、細野賢(d)
第7回 12月12日
 第1部「デュークス・オブ・リバーサイド」
 菅野天津男(cl)、有福隆(p)、中村親義(b)、坂崎(d)
 第2部「中川喜弘とディキシー・ディックス」
 中川喜弘(tp)、池田幸太郎(tb)、花岡詠二(cl)、青木喬嗣(b)、向里直樹(bj)、宮島孝史(d)
 VAN99ホールでの最終例会。デュークス・オブ・リバーサイドはクラリネットの菅野天津男氏をリーダーとするカルテットだった。彼とはカーゴ・デックス時代からの友人で、その後フィジテイ・フィート・ジャズバンドでプレイしていたが、転勤でニューヨークに赴任、帰国後は六本木のランプライトで有福隆氏らと演奏していた。

於 高田馬場ビクター・ミュージック・プラザ

昭和52年(1977)

第8回 5月15日 (復活第1回)「石川順三とリバー・サウンズ」
 中川喜弘(tp)、池田幸太郎(tb)、石川順三(cl)、青木喬嗣(b)、ケン岡本(d)、新井規予子(vo)
 ビクター・ミュージック・プラザでの最初の例会。石川順三氏(故人)は地味ながら堅実で味のある名プレイヤーだった。その後歯を痛めてジャズ界を去り、タクシー会社に勤務、晩年は柏市で暖かなファミリー・コンサートを続けていた。
第9回 6月19日「飴尚泰とゴールデン・キャッツ」
 飴尚泰(tp)、内田広幸(tb)、箱崎辰雄(as,cl)、林英二(as,cl)、小林淑郎(ts,cl)、仲曾根郁夫(p)、吉岡輝雄(b)、松本幸三(d)
第10回 7月17日「宮崎忠−とその仲間たち」
 飴尚泰(tp)、原田靖(tb,flug)、永吉二郎(cl)、宮崎忠一(bj)、平井進(p)、城英輔(b)、山本勇(d)、ゲスト;寺野、大渡、大泉(tb)、ボブ・アングリン(tu)
第11回 9月18日「斉藤隆のすべて」
 企画・構成:平田徳夫
 渡辺正典(tp)、斉藤隆(p)、津村昭(bj)、白須孝尚(b)、斉藤博(d)、岩崎エリナ(vo)
第12回 10月16日「有馬靖彦とディキシー・ジャイブ」
 下間哲(tp)、有馬靖彦(cl)、河野光夫(g)、菊地一成(b)、細野賢(d)、岩崎エリナ(vo)
第13回 11月20日「トリビュート・トウ・ビックス・バイダーベック」
 企画・構成:柳澤安信、音楽監督:斉藤隆
 仲野彰(tp)、吉本泰一郎(cl)、三上和彦(ts)、松岡雄二(tb)、白須孝尚(b)、斉藤隆(p)、向里直樹(g)、松本吉彦(d)、岩崎エリナ(vo)
 筆者の企画構成によるステージ。音楽監督を斉藤隆氏、ビックス役は中野彰氏にお願いし、ビックスやシカゴ・スタイル・ジャズでお馴染みの曲を斉藤氏の編曲で演奏した。
 司会はいソノてルヲ氏が担当、油井正一先生のスイング・ジャーナル誌コンサート評で、三上氏のテナーが大変誉められた。全体としては高い点数は頂けなかったが、今当時のテープを聴くと、なかなかスマートな演奏をしていて満足している。

私家盤CD

 写真5 私家盤CD「Tribute to Bix Beiderbecke at “Big Box” 1977」

第14回 12月18日「アルトン・パーネルを迎えて」
  ストリーヴィル・ダンディーズ;仲野彰(tp)、吉本泰一郎(cl)、町野英明(tb)、柴田昌彦(ts)、井上良勝(p)、金子詔一(b)、関口晴生(d)、Alton Purnell(p,vo)、金子晴美(vo)
 アメリカのミュージシャンでは田川氏を除くとアルトン・パーネルが最初のステージだと思う。パーネルはこのときが前年に続く2回目の来日で、津村昭のストリーヴィル・ダンディーズが共演した。有田さんのアリゲーター・ジャズ・クラブはこの3日後に新宿の「ポケット」で「アルトン・パーネル・アンド・ザ・ニューオリンズ・ラグピッカーズ」(AJC−101)を録音、発売したが、このアルバムも今となっては入手が難しい。

Alton Purnell

 写真6 Alton Purnell and the New Orleans Rag-Pickers (Alligator Jazz Club 101)

昭和53年(1978)

第15回 1月15日「新春ジャム・セッション」
 飴尚泰(tp)、有馬靖彦(cl)、原田靖(tb)、小林淑郎(ts)、宮崎忠一(bj)、沢田英二(p)、菊地一成(b)、細野賢(d)、ゲスト:下間哲(tp)、笠井義正(ss)
第16回 2月19日「ボーカル特集」
 新井規予子(vo)、金丸正樹(vo)、金子晴美(vo)、岩崎エリナ(vo)、沢田英二(p)、平野友治(b)、ケン岡本(d)
第17回 3月19日「ルイ・アームストロング特集 第1回」
 企画・構成:大和明
 外山喜雄とディキシーランド・セインツ;外山喜雄(tp)、後藤雅広(cl,as)、池田幸太郎(tb)、古里淳一(b)、外山恵子(p)、中島由造(d) 特別ゲスト:水野照也(as)、小林淑郎(ts)、坂本誠(bj)、下間哲(tp)、金丸正樹(vo)
 大和明氏(2008年9月没)の企画構成によるサッチモ特集。演奏は外山喜雄とディキシーランド・セインツにゲストが加わったビッグ・バンド編成で、ルイの由緒ある名演を再演した。大和氏は以降「ルイ・アームストロング特集第2回」(第22回78年9月17日)、「外山喜雄とジャズ・レパートリー・カンパニー」(第26回79年1月21日)、「テディ・ウイルソン集」(第28回79年3月18日)、「ジャズで心は一つになれる」(第35回79年12月16日)、「全快祝いセッション」(第62回82年5月16日)、「沢田英二音楽生活30周年記念」(第69回83年1月16日)」など数多くのステージ企画を手がけた。
第18回 4月19日「笠井義正特集」
 笠井義正(cl,ss)、荒井潔(b)、沢田英二(p)、木田三七雄(d)、飛び入り;飴尚泰(tp)
第19回 5月21日「第2回アマチュア大会」
 第1部「後藤光作バンド」
 福島道夫(cl)、田代幹雄(bj)、後藤光作(bj)、中林アコ(p)、武田俊和(b)
 第2部「リコー・ハイノーツ・プラス3」
 中村良一(tp)、内田雄介(cl)、鈴木悟(tb)、矢田光子(p)、渡具知章宏(bj)、東野盛芳(b)、井川隆生(d)
第20回 6月18日「野口久光紫綬褒章受賞記念;野口会長を囲むジャム・セッション」
 第1部「有馬靖彦とディキシー・ジャイブ」
 下間哲(tp)、有馬靖彦(cl)、河野光夫(g)、菊地一成(b)、細野賢(d)
 ゲスト:沢田英二(p)、石川順三(cl)、斉藤隆(p)
 第2部「外山喜雄とディキシーランド・セインツ」
 外山喜雄(tp)、後藤雅広(cl)、池田幸太郎(tb)、青木喬嗣(b)、外山恵子(p)、中島由造(d)
 特別ゲスト:津村昭(g,bj)、沢田總(vo)、有福隆(p)、谷口又士(tb)、いソノてルヲ(d)
 野口組合長が紫綬褒章を受章、それを祝してお祝いセッションが行われた。有馬靖彦とディキシー・ジャイブ、外山喜雄とディキシーランド・セインツがメイン・バンドになり、沢山のゲストがお祝いに駆けつけ、楽しいパーティになった。なお野口さんのこの受賞の時は、ホット・クラブでも大規模な祝賀パーティを開いている。

野口久光会長紫綬褒章

 写真7 野口久光会長紫綬褒章受賞を祝う例会(1978年6月18日BIG BOXにて)
 前列左より;いソノ・てルヲ、池上悌三、油井正一、野口久光、谷口又士、行田よしお
 中列左より;山中一男、山下貢、佐藤秀樹、大和明、小川正雄、飯塚経世
 後列左より;武信昭雄、柳田利明、大山達郎、若林総一郎、柳澤安信

第21回 7月16日「沢田英二セクステツト」
 飴尚泰(tp)、橋本淳一(cl)、小林淑郎(ts)、沢田英二(p)、平野友治(b)、ケン岡本(d)
第22回 9月17日「ルイ・アームストロング特集 第2回」
 企画・構成:大和明  外山喜雄(tp)、仲野彰(tp)、下間哲(tp)、二瓶雅美(tp)、後藤雅広(as)、水野照也(as)、小林淑郎(ts)、池田幸太郎(tb)、早房長隆(tb)、青木喬嗣(b)、久保修平(tu)、向里直樹(bj)、外山恵子(p)、中島由造(d)
第23回 10月15日「テナー・サックスの魅力/尾田悟」
 第1部「後藤雅広」第2部「尾田悟」
 尾田悟(ts)、後藤雅広(cl)、沢田英二(p)、青木喬嗣(b)、中島由造(d)、岩崎エリナ(vo)
第24回 11月19日「第3回アマチュア大会」
 企画・構成:池上悌三
 ニューオリンズ・ラグ・ピッカーズ;加藤晋一(co)、須藤真(cl)、中村正彦(tb)、太田弘(ts)、日向義樹(bj)、寺田文夫(b)、東海林幹雄(p)、木田三七雄(d)、武藤ともえ(vo)
 ニューオリンズ・ジャズを目指すアマチュア・バンドに造詣の深い池上悌三氏(2003年1月没)の企画構成によるニューオリンズ・ラグ・ピッカーズのステージ。このアマチュア大会は3回目であったが、組合はアマチュア・ミュージシャンのステージにも力をいれ、都合20回弱のアマチュア大会を企画している。
第25回 12月17日「1910年/20年代のヒット・ソング集」
 企画・構成:柳澤安信、音楽監督:沢田英二
 仲野彰(tp)、三上和彦(cl,ts)、松岡雄二(tb)、津村昭(bj,g)、白須孝尚(b)、沢田英二(p)、ケン岡本(d)、金子晴美(vo)、金丸正樹(vo)
 筆者2回目の企画構成で、歌手の金子晴美さんと金丸正樹さんに当時のヒット・ソングを交互に歌ってもらおうというステージ。伴奏は沢田英二をリーダーにしたオールスター・バンドである。事前に渋谷区南平台の津村邸に集まってリハーサルを行った割には、出来はいまひとつであったようにおもう。

昭和54年(1979)

第26回 1月21日「外山喜雄とジャズ・レパートリー・カンパニー」
 企画・構成:大和明
 外山喜雄(tp)、下間哲(tp)、後藤雅広(cl,as)、池田幸太郎(tb)、小林淑郎(ts,cl)、水野照也(as,cl)、青木喬嗣(b)、外山恵子(bj)、平井進(p)、中島由造(d)
 (外山喜雄コレクション/ジャズ映画併映)
第27回 2月18日「ビッグ・バンドの魅力;森寿男とブルー・コーツ」
第28回 3月18日 第1部「ジャズ・ピアノの歴史」 第2部「テデイ・ウィルソン集」
 企画・構成:大和明
 沢田英二オールスターズ;飴尚泰(tp)、橋本淳一(cl)、三上和彦(ts)、沢田英二(p)、吉田一也(g)、中村親義(b)、ケン岡本(d)、金子晴美(vo)、飛び入り;笠井義正(cl)
第29回 4月15日「ビッグ・バンドの魅力;原信夫とシャープス・アンド・フラッツ」
第30回 5月20日「斉藤隆とゴールデン・ピアノ」
 斉藤隆(p)、落合陽一(b)、池田武文(d)、斉藤博(d)、坪井君江(vo)
 ゲスト:石川順三(cl)、アラン・ブリンクマン(cl)
第31回 6月17日「第4回アマチュア大会」
 第1部「バイユー・ストンパーズ」
 吉田広邦(tp)、橘克彦(cl)、横田昭夫(tb)、田中宣一(bj)、寺田文夫(b)、藤井真(d)
 第2部「キャナル・ストリート・メン」
 飯窪敏彦(tp)、早房長隆(tb)、小柳寅彦(cl)、永谷正嗣(ts)、日向義樹(bj)、大江昭(p)、寺田文夫(b)、池田一男(d)、ジャン・ミッシェル(vo)、武藤ともえ(vo)
第32回 7月15日「斉藤隆 一門会」
 斉藤隆(p)、落合陽一(b)、池田武文(d)、斉藤博(d)ほか門下生
第33回 10月21日「石川順三とリバー・サウンズ」
 石川順三(cl)、岡村誠二(g)、須藤俊也(p)、望月一彦(b)、宮島孝史(d)
第34回 11月18日「第5回アマチュア大会」
 津村昭とストリーヴイル・ダンディーズ;仲野彰(tp)、福家菊雄(cl)、町野英明(tb)、津村昭(bj)、武村信吾(p)、太田裕三(b)、関口晴生(d)、井上義勝(p)
第35回 12月16日「ジャズで心はひとつになれる」
 企画・構成:大和明
 中川喜弘(tp)、石川順三(cl)、尾田悟(ts)、五十嵐明要(as)、沢田英二(p)、本多俊夫(b)、斉藤博(d)

昭和55年(1980)

第36回 1月20日「五十嵐明要とザ聞楽亭」
 佐藤徹雄(tp)、外山喜雄(tp)、五十嵐明要(as)、広津誠(ts)、中春樹(bs)、岩崎敏信(tb)、池田幸太郎(tb)、田村博(p)、石渡和広(g)、伊藤潮(b)、五十嵐武要(d)
第37回 2月17日「カンザス・シティ・ジャズ」
 三上和彦(ts)、松岡優滋(tb)、斉藤隆(p)、清岡隆二(g)、落合陽一(b)、池田武文(d)、斉藤博(d)
第38回 3月16日「外山喜雄とディキシーランド・セインツ」
 外山喜雄(tp)、後藤雅広(cl,as)、池田幸太郎(tb)、青木喬嗣(b)、石原慎二(p)、中島由造(d)、ドリー・ベーカー(vo)
 特別例会1 4月6日「ニューオリンズ・ラスカルズ」(大阪)志賀奎太郎(tp)、河合良一(cl)、福田恒民(tb)、尾崎喜康(p)、川合純一(bj)、石田信雄(b)、木村陽一(d)
 東京では滅多に聴けない名門ラスカルズの登場。当日は関東のニューオリンズ・ジャズ・ファンが沢山集まり、特別例会にふさわしいステージとなった。演奏は言うに及ばず素晴らしかった。
第39回 4月20日「故谷口又士追悼コンサート」
 監修・構成:瀬川昌久
 ジミー原田と再編オールドボーイズ・オールスターズ;関沢幸吉(tp)、上野正雄(cl)、馬渡誠一(as)、松尾博(p)、小原重徳(b)、ジミー原田(d)、チャーリー菊川(vo)、
 特別ゲスト;吉田日出子(vo)
 監修・構成を評論家の瀬川晶久氏が担当した谷口又士(tb,80年2月死去)の追悼コンサート。ステージに故人愛用のトロンボーンが置かれ、新たにリーダーになったジミー原田のオールドボーイズ・オールスターズが演奏、楽友会メンバーや女優の吉田日出子も加わり、故人の冥福を祈った。当時の新リーダー、ジミー原田氏も1995年5月、83才で亡くなった.

例会の案内メール

 写真8 例会の案内ダイレクト・メール

第40回 5月18日「光井章夫 旧友に逢う」
 光井章夫(tp)、橋本淳一(cl)、園田憲一(tb)、白須孝尚(b)、斉藤隆(p)、丸岡浩二(d)
第41回 6月16日「これぞジャズ」
 笠井義正(cl,ss)、西代宗良(co)、白須孝尚(b)、山本英次(p)、木村陽一(d)
第42回 7月20日「第6回アマチュア大会」
 津村昭とストリーヴイル・ダンディーズ;仲野彰(tp)、福家菊雄(cl)、渡辺毅(cl)、町野英明(tb)、津村昭(bj,g)、武村信吾(p)、太田裕三(b)、関口晴生(d)、スキッフル・コーラス・グループ
第43回 9月21日「クラリネットで語ろう」
 花岡詠二(cl,ts)、藤井寛(vib)、岡村誠史(g)、須藤俊也(p)、青木喬嗣(b)、細野賢(d)、ゲスト:森サカエ(vo)
第44回 10月19日「宮崎忠一とその仲間たち」
 原田靖(tb)、小林淑郎(cl)、三上和彦(ts)、宮崎忠一(bj)、城英輔(b)、細野賢(d)、永浜昌彦(d)、ゲスト:森サカエ(vo)、飛び入り;鵜沢緑郎(d)
第45回 11月16日「カンザス・シティ・ジャズ」
 三上和彦(ts)、松岡優滋(tb)、白井幹夫(p)、ジョージ山田(b)、寺分和之(g)、池田武文(d)
第46回 12月21日「第7回アマチュア大会」
 第1部「ディキシー・フレンド」
 高木正史(tp)、福島道夫(cl)、森栄司(tb)、マーク・バー(tb)、後藤光作(bj)、加藤邦宏(p)、寺門和宣(b)、森喜見重(d)
 第2部「早稲田大学ニューオリンズ・ジャズ・クラブ」
 西浦博明(tp)、井原史雄(tp)、鈴木邦彦(tb)、田野倉伸(cl)、白石素子(p)、有賀成美(bj)、小林真人(b)、三島俊洋(d)

昭和56年(1981)

第47回1月18日「ケン岡本リーダー・セッション」
 尾田悟(ts)、五十嵐明要(as)、沢田英二(p)、栗田八郎(b)、ケン岡本(d)
 ビクター・ミュージック・プラザの会場にはガラス張りのモニター室があり、例会は高音質で録音されていた。ステージはビクターの音響技術者の研修にも使われていたようである。この日の演奏は、ドラムスのケン岡本氏が自主制作したLPアルバムになった。アルバム解説は野口会長、岡本氏の純粋な意欲と実行力を称えている。

Ken Okamoto First レコーディング記念スナップ

 写真9 Ken Okamoto First! AIRMAIL SPECIAL (Ken 1001)
 写真10 レコーディング記念スナップ ケン岡本(d)を囲んで、左より沢田英二(p)、五十嵐明要(as)、尾田悟(ts)、栗田八郎(b)

第48回 2月15日「森亨・笠井義正ジャズ・メン」
 森亨(tb)、笠井義正(cl)、山本英二(p)、多田明夫(b)、木田三七雄(d)
第49回 3月15日「第8回アマチュア大会」
 第1部「ディキシー・オン・マイ・マインド」(甲府)
 小林徹(tp)、中沢隆一(cl)、米山文雄(tb)、飯沼修(bj)、小田切則雄(b)、長田均(d)
 第2部「ディキシーランド・フェローズ」
 中村良一(tp)、内田雄介(cl)、渡部昭(cl)、田中健二(tb)、楠本弘(p)、渡具知章宏(bj)、東野盛芳(b)、前田健次(d)、新井規予子(vo)
第50回 4月19日「第50回記念特別例会」
 ニューオリンズ・ラグ・ピッカーズ;加藤晋一(tp)、中村正彦(tb)、須藤真(cl)、東海林幹雄(p)、高瀬恒夫(g)、寺田文夫(b)、木田三七雄(d)、武藤ともえ(vo)
 宮崎忠−とその仲間たち;杉村彰(co)、小林淑郎(cl)、原田靖(tb)、三上和彦(ts)、宮崎忠一(bj)、城英輔(b)、細野賢(d)、永浜昌彦(d)、金子晴美(vo)
 森亨/笠井義正ジャズ・メン;森亨(tb)、笠井義正(cl)、多田明夫(b)、山本英次(p)、木田三七雄(d)
 斎藤隆オールスターズ;松岡優慈(tb)、三上和彦(ts)、下間哲(tp)、有馬靖彦(cl)、光井章夫(tp)、北村英治(cl)、石川順三(cl)、水野純交(cl)、福島エリナ(vo)、斎藤隆(p)、白須孝尚(b)、清岡隆二(g)、松本吉彦(d)
 薗田憲−とディキシー・キングス;杉村彰(co)、花岡詠二(cl,ss)、薗田憲一(tb)、吉野五郎(bj)、薗田祐司(tu)、丸岡浩二(d)、森サカエ(vo)
 ジミー原田とオールドボーイズ・オールスターズ;関沢幸吉(tp)、上野正雄(cl)、馬渡誠一(as)、松尾博(p)、ジミー原田(d)、大村雅敏(b)、チャーリー菊川(vo)
 沢田英ニオールスターズ;尾田悟(ts)、五十嵐明要(as)、渡辺正典(tp)、沢田英二(p)、 栗田八郎(b)、ケン岡本(d)
 外山喜雄とディキシーランド・セインツ;外山喜雄(tp)、後藤雅広(cl)、池田幸太郎(tb)、外山恵子(bj)、青木喬嗣(b)、中島由造(d)、Don Ewell(p)、ドリー・ベーカー(vo)
 出演バンドは8バンド、総勢50名を超える大規模なコンサートになった。ステージの様様は東京放送(TBS)と日本ビクターによって録音され、そのエッセンスは「ディキシー・オン・パレード’81」(日本ビクターSJV・45002〉で聴くことができる。このライブ・レコードは、当時売れたという声は聞いたことがなく、おそらく持っているファンは少なかろう.今聴くと味のある演奏が多く、豪華メンバーにもびっくりする。又当日のプログラムに載っている「ディキシー紳士録」は有田昭一氏が作成したもので、、わが国のトラッド系ミュージシャンを網羅し、彼らの音楽歴を知る上で極めて貴重かつ資料価値の高いものである。 なお組合が制作したLPはもう1枚、先に記した「ケン岡本ファースト/エアーメイル・スペシャル」がある。

50th SPECIAL CONCERT ディキシー・キングス

 写真11 DIXIE ON PARADE ’81 50th SPECIAL CONCERT (Victor SJV45002) 写真12 園田憲一とディキシー・キングス 唄;森サカエのステージ

第51回 5月17日「第9回アマチュア大会」
 第1部「キャナル・ストリート・メン」
 飯窪敏彦(tp)、小柳寅彦(cl)、早房長隆(tb)、永谷正嗣(ts)、大江昭(p)、石田亘(bj)、金子正人(bj)、小沢拓身(b)、池田一男(d)
   第2部「大丸ニューオリンズ・ジャズ・メン」
 肥後崎英二(co,vo)、西塚英典(tb)、渡辺毅(cl)、田沢英子(p)、本間正弘(b)、川合大助(g)、藤井真(d)
特別例会2 6月14日「魅惑のラグタイム・コンサート」
 第1部「ニューオリンズ・ラグ・ピッカーズ」
 加藤晋一(tp)、須藤真(cl)、中村正彦(tb)、東海林幹雄(p)、日向義樹(bj)、寺田文夫(b)、木田三七雄(d)、ゲスト;笠井義正(cl)、山本英次(p)
 第2部「外山喜雄とディキシーランド・セインツ」
 外山喜雄(tp)、後藤雅広(cl)、池田幸太郎(tb)、外山恵子(bj)、青木喬嗣(b)、中島由造(d)、ゲスト;Bob Greene(p)、通訳:新井規予子
 ジェリー・ロール・モートン派の素晴らしいピアニスト、ボブ・グリーンの登場。第1部はニューオリンズ・ラグ・ピッカーズに笠井義正氏が加わったセッション。第2部の外山喜雄とディキシーランド・セインツのステージにボブ・グリーンがフイーチュアされ、モートンのレッド・ホット・ペッパーズを想わせる演奏が堪能できた。

ボブ・グリーン特別例会 

 写真13 ボブ・グリーン特別例会のちらし

第52回 6月21日「金子晴美ハッピー・ウェディング・セッション」
 第1部「有馬靖彦とディキシー・ジャイブ」
 下間哲(tp)、有馬靖彦(cl)、松岡優慈(tb)、河野光夫(g)、川端一成(b)、沢田英二(p)、細野賢(d)
 第2部「沢田英二カルテット」
 沢田英二(p)、河野光夫(g)、川端一成(b)、細野賢(d)、金子晴美(vo)
 金子晴美さんは、兄金子招一氏がストリーヴィル・ダンディーズのベーシストで、組合にはお馴染みの歌手だった。第2部が彼女の結婚を祝うセッションとなった。
第53回 7月19日 「中川喜弘とディキシー・ディックス」
 中川喜弘(tp,vo)、原田靖(tb)、後藤雅広(cl)、田代幹雄(bj)、須藤俊也(p)、青木喬嗣(b)、トニー片桐(d,vo)、城英輔(vo)
第54回 9月20日「原田靖とそのグループ」
 原田靖(tb)、広津誠(ts)、有福隆(p)、望月一彦(d)、真梨邑ケイ(vo)
第55回 10月18日「高田馬場オールスターズ」
 西尾誠志(tp)、若井達也(tb)、森栄司(tb)、大橋高志(p)、秋山一郎(bj)、大西みよ子(bj)、小林真人(b)、西田利一郎(d)、吉野美知子(vo)
第56回 11月15日「栗田八郎セッション」
 栗田八郎(b)、小川俊彦(p)、原田イサム(d)、福島エリナ(vo)、ゲスト;尾田悟(ts)
第57回 12月20日「芦田ヤスシとディキシー・グループ」
 村田浩(tp,vo)、芦田ヤスシ(ts)、後藤雅広(cl,ss)、岩崎敏信(tb)、沢田英二(p)、伊藤潮(b)、小林洋(p)、田代幹雄(bj)、原口有生(d)

昭和57年(1982)

第58回 1月17日「ケン岡本リーダー・セッション・アゲイン」
 沢田英二(p)、尾田悟(ts)、五十嵐明要(as)、栗田八郎(b)、ケン岡本(d)
第59回 2月21日「原田イサム・カルテット」
 原田イサム(d)、平原まこと(ts)、江草啓介(p)、青島信幸(b)
第60回 3月21日「女性ボーカル特集」
 福島エリナ(vo)、真梨邑ケイ(vo)、小沢流音(vo)、テリー水島(vo)
 伴奏;栗田八郎(b)、塚原小太郎(p)、山本勇(d)
第61回 4月18日「ブルー・トロンボーンズ」
 岩崎敏信(tb)、池田幸太郎(tb)、ダニエル・ライリー(tb)、川嶋繁(bass-tb)、小林洋(p)、年田洋(b)、中島由造(d)、ゲスト:外山喜雄(tp)、後藤雅広(cl)、松岡優慈(tb)、佐藤俊次(tb)、長尾衛(bj)
第62回 5月16日「中川、斎藤、大和各氏全快祝セッション」
 企画・構成;大和明
 中川喜弘(tp)、斎藤隆(p)、後藤雅広(cl)、松岡優慈(tb)、三上和彦(ts)、白須孝尚(b)、斎藤博(d)
第63回 6月20日
 第1部「ハウスレント・パーティ・ジャズ・バンド」
 鈴木建彦(tp)、下間哲(tp)、宮崎隆(tb)、河野光夫(bj)、大橋高志(p)、川端一成(b)、小林真人(b)、大西みよ子(bj)、細野賢(d)、今井しずか(vo)、吉野美知子(vo)
 第2部「ランプ・ライターズ」
 中川喜弘(tp)、中島三郎(tb)、菅野天津男(cl)、有福隆(p)、青木喬嗣(b)、宮島孝史(d)
第64回 7月18日「第10回アマチュア大会」
 第1部「ルイジアナ」
 浅野はる子(g)、鈴木かおり(g)、栗山しのぶ(g,vo)、小株ヨウ子(p)、鈴木キヨ子(d)
 第2部「バイユー・ストンパーズ」
 吉田広邦(tp)、橘克彦(cl)、横田昭夫(tb)、田中宣一(bj)、小暮幸男(p)、根岸純一郎(b)、藤井真(d)、ゲスト:Bob Greene(p)
 ルイジアナは品川区で活動していた女性5人の正調ブルース・バンドである。リーダーの浅野治子さんはブルース・フィーリング抜群のギター奏者で、バイユー・ストンパーズの吉田広邦氏と橘克彦氏が加わって演奏したメズ・メズロウとトミー・ラドニアの<ゲティン・トゥゲザー>は今でも印象に残る。
第65回 9月19日「森 亨スペシャル・セッション」
 森亨(tb)、渡辺正典(tp)、笠井義正(cl)、沢田英二(p)、白須孝尚(b)、山本勇(d)
第66回 10月17日「有馬靖彦とディキシー・ジャイブ」
 有馬靖彦(cl)、下間哲(tp)、松岡優慈(tb)、河野光夫(g)、川端一成(b)、沢田英二(p)、細野賢(d)
第67回 11月21日「ザ聞楽亭」
 杉村彰(tp)、五十嵐明要(as)、須藤俊也(p)、加瀬達(b)、五十嵐武要(d)、小沢流音(vo)
第68回 12月19日「水野純交カルテット」
 水野純交(cl)、有馬秀備(p)、北川秀生(b)、藤田直士(d)、江藤理恵(vo)

昭和58年(1983)

第69回1月16日「沢田英二音楽生活30周年」
 企画・構成;大和明
 Aグループ;下間哲(tp)、有馬靖彦(cl)、河野光夫(g)、川端一成(b)、細野賢(d)、沢田英二(p)
 Bグループ;中川喜弘(tp)、尾田悟(ts)、松岡優慈(tb)、後藤雅広(cl)、 栗田八郎(b)、斎藤博(d)、沢田英二(p)
第70回 2月20日「ブルー・トロンボーンズ」
 岩崎敏信(tb)、ダン・ライリー(tb)、池田幸太郎(tb)、川嶋繁(bass-tb)、外山喜雄(tp)、後藤雅広(cl)、村田浩(tp,flug)、内田瞳(tb)、ザック・ピーターソン(b)、小林洋(p)、中島由造(d)、阿竹真理(vo)
第71回 3月20日
 第1部「ジョークス・オブ・ディキシーランド」
 竹谷秀則(co)、松本富男(cl)、桜井良成(tb)、田野重松(b)、大西みよ子(bj)、大橋高志(p)、エリック・ペイトン(d)
 第2部「ハウスレント・パーティ・ジャズバンド」
 鈴木建彦(tp,flug,v-tb)、深田悟(tb)、宮崎隆(tb)、大西みよ子(bj)、大橋高志(p)、小林真人(b)、西田利一郎(d)、吉野美知子(vo)
第72回 4月17日「ラグタイム・ウイズ・ストリングス」
 熊坂明(p)、関泰子(violin)、藤本利子(violin,viola)、岡田京子(cello)、辻村昭一(d)、三浦孝英(b)
第73回 5月15日「第11回アマチュア大会」
 「ディキシーランド・オン・マイ・マインド」(甲府)
 小沢徹(tp)、中沢隆一(cl)、米山文雄(tb)、長田均(d)、小田切則雄(b)、飯沼修(bj)
第74回 6月19日「第12回アマチュア大会」
 「大丸ニューオリンズ・ジャズ・メン」
 肥後崎英二(co,vo)、西塚英典(tb)、渡辺毅(cl)、田沢英子(p)、本間正弘(b)、川合大助(g)、藤井真(d)
第75回 7月17日「第13回アマチュア大会」
 「キャナル・ストリート・メン」
 飯窪敏彦(tp)、小柳寅彦(cl)、早房長隆(tb)、永谷正嗣(as,ts)、大江昭(p)、金子正人(bj)、小沢拓身(b)、池田一男(d)
 ここまで関東ディキシー組合、第76回から「みんなでJAZZを楽しむ会(MJT)」に名称が変更になった。

名称変更 

 写真14 名称変更のお知らせダイレクト・メール

第76回 9月18日「原田靖全快セッション」
 原田靖とシティ・スウインガーズ;原田靖(tb,vo)、杉村彰(tp,flug)、田辺信男(ts)、森田潔(p)、朝倉正展(b)、山本勇(d)
第77回 10月16日「第14回アマチュア大会」
 「キング・クレゾール・ジャズ・バント」(兵庫県・龍野)
 信原克哉(cl)、木下弘幸(co)、徳力隆春(co)、矢野秀睦(tb)、信原岐栄(p)、出羽信行(bj)、清岡学(trups)、杉山大典(tu)
 はるばる兵庫県龍野市から演奏旅行用ライトバンでかけつけてきた。このバンドは土地の名門信原病院、克哉院長ほか全員病院関係者で編成されたユニークなバンドである。院長はルウ・ワッターズ(tp)の信奉者で、院長のお嬢さん岐栄ちゃん(当時中学2年生)の力強いタッチのラグタイム・ピアノとヤーバ・ブェナ・サウンドを充分楽しむことが出来た。聴きながらビックス・サウンドに挑戦するこのようなバンドが日本にあればよいなあと思ったものである。メンバーとの六本木での会食も楽しかった。

例会お知らせメール キング・クレゾール

 写真15 例会のお知らせダイレクト・メール 写真16 キング・クレゾール・ジャズ・バンドのステージ

第78回 11月20日「斎藤隆スペシャル・セッション」
 斉藤隆(p)、三上和彦(ts)、松岡優慈(tb)、ジョージ山田(b)、斉藤博(d)、吉林由美子(p)、岩崎エリナ(vo)
第79回 12月18日「上石りえ子と大友義雄カルテット」
 上石りえ子(vo)、大友義雄(as)、遠藤律子(p)、是安則克(b)、馬場たかもち(d)

昭和59年(1984)

第80回 1月15日「野口久光会長 勲四等旭日小授章叙勲記念」
 第1部「沢田英二トリオ」
 沢田英二(p)、栗田八郎(b)、ケン岡本(d)
 第2部「宮崎忠−とディキシー・キャスル」
 杉村彰(tp)、橋爪智明(tb)、小林淑郎(cl,ss)、宮崎忠一(bj)、城英輔(b)、山本勇(d)、沢田英二(p)
 会長が勲四等旭日小綬賞を受賞、宮崎忠一とディキシー・キャッスルに沢田英ニ氏を加え、新年会も兼ねたお祝いコンサートが開かれた。

例会お知らせメール

 写真17 野口会長の受賞を祝う会のお知らせ

第81回 2月19日「笠井義正/中間派セッション」
 鈴木建彦(tp)、笠井義正(cl)、大西みよ子(bj)、大橋高志(p)、田野重松(b)、新保幹夫(d)、岩崎エリナ(vo)
第82回 3月18日「ハウスレント・パーティ・ジャズ・バンド」
 鈴木建彦(tp)、深田悟(tb)、大西みよ子(bj)、大橋高志(p)、川端一成(b)、田野重松(cello)、細野賢(d)、田代牧子(vo)、長谷川いま子(vo)、吉野美智子(vo)
第83回 4月15日「山本勇クインテット」
 斉藤知一(tp)、田辺信男(ts)、山口雄三(b)、森田潔(p)、塚原小太郎(p)、山本勇(d)、鈴木史子(vo)、フライン・キャブ(佐藤マサノリ、堀江マミ)
特別例会3 5月2日「ラルフ・サットン・ソロ・ピアノ」
 Ralph Sutton(p)、ゲスト:光井章夫(tp)、飛び入り;外山喜雄(tp)
 ストライド・ピアノの名手ラルフ・サットンが神戸ディキシーランド・ジャズ協会(KJDA)の招きで初来日した。神戸のステージだけで帰国してしまうのは余りにももったいなく、MJT主催による東京公演が実現した。サットンのピアノを充分に味わいたいという主旨で、ステージは彼のソロ中心に構成され、共演はトランペットの光井章夫氏と外山喜雄氏のみの味わい深いコンサートになった。エディ・コンドン(g)らと幾多の修羅場を乗り越えてきた彼のプレイは素晴らしく、さすがに一流のプレイヤーは違うなあと思った。翌日の午後スタッフ一同は彼を赤坂のてんぷら屋(花むら)へ案内し、会食後近くの氷川神社を参拝、境内を散策した。この時の訪日がきっかけで、サットンは毎年来日するほどの親日派になった。

特別例会のチラシ ラルフ・サットン

 写真18 ラルフ・サットン特別例会のチラシ 写真19 ラルフ・サットンのステージ

第84回 5月20日「第15回アマチュア大会」
「マンディナイト・ジャズ・オーケストラ」
 高橋守之(tp)、望月史衛(tp)、羽島隆弘(tp)、照木信久(tp)、野口忠志(tb)、小林正家(tb)、相原謙一(tb)、鈴木成章(as)、井関弘(ts)、川合まつみ(as)、村瀬彰吾(ts)、高橋仁(bs)、鈴木徳郎(g)、木村圭子(p)、長嶋輝雄(b)、平野嘉昭(d)、小野セイコ(vo)、ゲスト:中村吉夫(d)
第85回 6月17日「バード・ライク」
 深田悟(tb)、須古寛(as)、黒田京子(p)、小野良平(b)、今村元信(d)、ジェシー・ブラウン(Dance)
第86回 7月15日「第16回アマチュア大会」
 「フィジィティ・フィート・ジャズ・バンド」
 丸山晴章(tp)、横田修一(tb)、福島道夫(cl)、後藤光作(bj)、坂本由美子(p)、工藤英喜(b)、小出芳明(d)
第87回 9月16日「ケン岡本セッション」
 尾田悟(ts)、五十嵐明要(as)、上里友美(p)、片山勝義(b)、ケン岡本(d)
第88回 10月21日「水野純交セッション」
 水野純交(cl)、有馬秀備(p)、新井栄一(p)、北川秀夫(b)、藤田直士(d)、加藤夕李(vo)、松島京子(vo)、中丘ケイ(vo)、大高冬里(vo)
特別例会4 11月8日「サウスサイド・ジャズ・バンド」(大阪)
 吉川裕之(cl,as,c-mel,vo)、池田公信(co,vo)、井手正雄(tb)、藤森省二(p)、赤木一孝(g,vo)、北市勝彦(b)、村上孝蔵(d)
 大阪の吉川裕之をリーダーとするシカゴ・スタイル・ジャズのステージ。吉川氏のフランク・ティッシュメーカーを想わせる刺々しいクラリネットと池田公信氏のマグシー・スパニア張りのワイルドなコルネットが筆者のようなシカゴ派のファンを喜ばせた。メンバーの服装や髪形も20年代のギャング・スタイルでユニークだった。
第89回 11月18日「第17回アマチュア大会」
 「早稲田大学ニューオリンズ・ジャズ・クラブ」
 スイング・バンド;中村亨(tp)、金子淳(tp)、小山寿樹(ts)、古川奈都子(p)、秋山一郎(g)、玉井亮一(b)、広田亮介(d)
 ニューオリンズ・バンド;田中実(tp)、大橋俊弘(tb)、平島憲一郎(cl)、渡辺真理(p)、公平昭浩(bj)、佐野領(b)、浦田修(d)
第90回 12月16日「ザ・ラグタイム・アンサンブル」
 関泰子(violin)、藤本利子(violin,viola)、輦止京子(cello)、熊坂明(p)、三浦孝英(b)、辻村昭一(d)

昭和60年(1985)

 この年から第1部を「野口久光のジャズ・ビデオ・コレクション」とし、映画にも造詣が深い会長が、毎回珍しいジャズ・ビデオを上映、解説するようになった。
第91回 1月20日
 第1部 「野口久光のジャズ・ビデオ・コレクション Vol.1」
 第2部「沢田英二オールスターズ」
 芦田ヤスシ(ts)、渡辺正典(tp)、村田浩(tp)、片山勝義(b)、沢田英二(p)、ケン岡本(d)
第92回 2月17日
 第1部 「野口久光のジャズ・ビデオ・コレクション Vol.2」
 第2部「ブルー・トロンボーンズ」
 岩崎敏信(tb)、ダニエル・ライリー(tb)、利根マサル(tb)、川口しげき(tb)、ザッカリー・ピータソン(b)、小林洋(p)、松尾明(d)、シャイニー・ストッキングス(村上京子、佐藤あい子、川上ひろ子)
 この日の第2部は岩崎敏信がリーダーで、フロント4人全員がトロンボーンというオーケストラに女性コーラス・グループ、シャイニー・ストッキングスが加わって、洗練されたスイング・ジャズが演奏された。
第93回 3月17日
 第1部 「野口久光のジャズ・ビデオ・コレクション Vol.3」
 第2部「尾田悟力ンザス・ジャズ」
 尾田悟(ts)、須藤俊也(p)、青木喬嗣(b)、岡村誠二(g)、宮島孝史(d)
第94回 4月21日
 第1部 「野口久光のジャズ・ビデオ・コレクション Vol.4」
 第2部「第18回アマチュア大会」
 「バンジョー・デイジー・フィンガーズ」
 樽本徹也(bj)、長谷部広行(bj)、渡辺泰(p)、磯部美樹(b)、前田健治(d)、ゲスト:宮崎忠一(bj)
 「森栄司とディキシー・フレンズ」
 大松沢晴実(tp)、福島道夫(cl)、永谷正嗣(ts)、森栄司(tb)、田中紀彦(p)、前田健治(d)、ゲスト:宮崎忠一(bj)、小林真人(b)
第95回 5月19日
 第1部 「野口久光のジャズ・ビデオ・コレクション Vol.5」
 第2部「藤森省ニソロ・ピアノ」(大阪)
 藤森省二(p)
第96回 6月16日
 第1部 「野口久光のジャズ・ビデオ・コレクション Vol.6」
 第2部「三上和彦とサテン・ビーツ」
 三上和彦(ts,cl,tb,vo)、松岡優慈(tb,as)、遠藤光夫(g)、大橋高志(p)、小林真人(b)、池田武文(d)
第97回 7月14日
 第1部 「野口久光のジャズ・ビデオ・コレクション Vol.7」
 第2部「斉藤隆カルテット」
 斎藤隆(p)、下間哲(tp,vo)、小林真人(b)、細野賢(d)
第98回 9月15日
 第1部 「野口久光のジャズ・ビデオ・コレクション Vol.8」
 第2部「芦田ヤスシ、ナインピース・バンド」
 芦田ヤスシ(ts)、佐藤修(as)、大沢正弘(as)、光井章夫(tp)、咲名信勝(tp)、垣内裕志(b)、ダニエル・ライリー(tb)、沢田英二(p)、浜崎博三(d)
第99回 11月17日
 第1部 「野口久光のジャズ・ビデオ・コレクション Vol.9」
 第2部「笠井義正ニューオリンズ・ジャス・バンド」(AGE OF BUDDY BOLDEN)
 大松沢晴実(tp)、笠井義正(cl)、堤晶子(tb)、小林真人(b)、川合純一(bj)、山本英二(p)、木村陽一(d)、新井規予子(vo)

昭和61年(1986)

第100回 1月19日「第100回記念特別例会」
 熊坂明とザ・ラグタイム・アンサンブル・・・・・・・・・・・・・・(ジャズ創成期)
 関泰子(violin)、藤本利子(violin,viola)、輦止京子(cello)、熊坂明(p)、三浦孝英(b)、原田寛治(d)
 有馬靖彦とディキシー・ジャイブ・・・・・・・・・・・(デキシーランド・スタイル)
 下間哲(tp)、有馬靖彦(cl)、松本耕司(tb)、河野光夫(g)、菊地一成(b)、細野賢(d)
 沢田英二とカンザス・オールスターズ・・・・・・・・・・・(カンザス・スタイル)
 尾田悟(ts)、五十嵐明要(as)、片山勝義(b)、沢田英二(p)、ケン岡本(d)
 岩崎敏信とブルー・トロンボーンズ・・・・・・・・・・・・・(ビッグ・バンド時代)
 岩崎敏信(tb)、)ダニエル・ライリー(tb,flug,vo)、ビーバー山下(tb,tp,vo)、トニー利根川(b-tb,alto tb,sousa hone)、ザッカリー・ピーターソン(b,vo)、小林洋(p)、松尾明(d)、特別ゲスト:水森亜土(vo)
 吉川裕之とサウスサイド・ジャズ・バンド・・・・・・・・・・・(シカゴ・スタイル)
 池田公信(co)、吉川裕之(cl)、井手正雄(tb)、藤森省二(p)、赤木一孝(g)、北市勝彦(b)、村上孝蔵(d)
 斉藤隆オールスターズ・・・・・・・・・・・・・・(スイング・オールスターズ時代)
 松岡優慈(tb)、三上和彦(ts)、笠井義正(cl)、ジョージ山田(b)、斎藤隆(p)、斉藤博(d)、特別ゲスト:渡辺正典(tp)
 第100回の記念すべきステージは、第50回に次ぐ大規模な例会になった。大阪からはサウスサイド・ジャズ・バンドが駆けつけ演奏した。終演後、アフターアワー・パーティでのジャム・セッションも盛大に行われた。
 100回までの最多出演者は、1位:沢田英二24回、2位:松岡優慈16回、3位:三上和彦、後藤雅弘14回、4位:斉藤隆、池田幸太郎、青木喬嗣、下間哲、細野賢13回、5位:ケン岡本12回であった。

第100回のチラシ 読売新聞夕刊

 写真20 第100回記念特別例会のチラシ 写真21 記念コンサートの紹介記事(昭和61年1月17日、読売新聞夕刊)

 100回記念例会が終了、約半年間の休会となった。そして6月に再開した。

例会再開

 写真22 例会再開のお知らせ
第101回 6月15日
 第1部 「野口久光のジャズ・ビデオ・コレクション Vol.10」
 第2部「シャイニー・ストッキングス」と「小林洋カルテット」
第102回 7月20日
 第1部 「野口久光のジャズ・ビデオ・コレクション Vol.11」
 第2部「三井章夫カルテット」
第103回 9月21日
 第1部 「野口久光のジャズ・ビデオ・コレクション Vol.12」
 第2部「小林淑郎とその仲間達」
特別例会5 10月15日「アップタウン・ローダウン・ジャズ・バンド」(USA)
 このバンドはアメリカシアトルを拠点に活動しているサンフランシスコ・スタイルのバンドで、この時は2回目の来日であった。リバイバル・ディキシーの軽快でホットなカリフオルニア・サウンドを楽しんだ。

特別例会お知らせ

 写真23 アップタウン・ローダウン・ジャズ・バンド特別例会のお知らせ

第104回 記録なし
第105回 記録なし

昭和62年(1987)

第106回 2月13日「スイング・アンド・ディキシー・パレード」
 [さようならビクター・ミュージック・プラザ!記念チャリティー・コンサート]
 第1部「花岡詠二プレゼンツ」(栄光のスイング王ベニー・グッドマンに捧げる)
 花岡詠二(cl)、東文明(p)、岡村誠史(g)、藤井寛(vib)、青木喬嗣(b)、楠堂浩己(d)
 第2部「中川喜弘とディキシー・サミット」(ボブ・クロスビーとボブ・キャッツの再現)
 中川喜弘(tp)、数原晋(tp)、原田靖(tb)、中島三郎(tb)、花岡詠二(cl)、田辺信男(sax)、後藤裕二(sax)、阿部寛(bj)、東文明(p)、青木喬嗣(b)、楠堂浩己(d)、特別ゲスト;薗田憲一(tb)
 第1部は花岡詠二の「栄光のスイング王ベニー・グッドマンに捧ぐ」と題したステージ。セクステットの編成で、BGコンボのお馴染みの曲が演奏された。
 第2部は中川喜弘とディキシー・サミットに変わり「ボブ・クロスビーとボブ・キヤツツの再現」が行われた。特別ゲスト薗田憲一氏が加わり、ネオ・ディキシーランド・スタイルのジャズが披露された。
 この例会がみんなでジャズを楽しむ会(MJT)最後のステージとなった。

最終回チラシ

 写真24 第106回(最終回)のチラシ

「関東ディキシー組合〜MJT」の活動が11年の長きに渡って続けられたのは、スタッフの情熱と団結があったからであろう。特に一貫して有田昭一氏の行動力が大きかったと筆者は思っている。ステージ企画、ミュージシャンへの出演交渉はもちろん、広報活動、第50回と第100回の記念プログラムに全例会の出演者名を記録した「例会のあゆみ」を掲載したのも有田氏であった。会長を野口久光氏にお願いしたのも良かった。とかく名前だけお借りする事例もある中で、会長は例会には必ず出席した。野口さんは商業主義と無縁な啓蒙活動に人一倍熱心で、飾らない親しみやすい人柄に、ミュージシャンもレコード・ファンも集まった。私もその一人、野口さんと行動を共にできたことに感謝、人生何よりの宝となっている。

関東ディキシー組合新年会

 写真25 関東ディキシー組合新年会(新宿「呑者家」にて、昭和56年(1981)1月8日)
 評論家;野口久光、池上悌三、石原康行、岩浪洋三、行田よしお、大和明、ミュージシャン;沢田英二、尾田悟、栗田八郎ほかの顔ぶれが並ぶ

[この記事は「Jazz Newsletter」(Vol.1 No.2/4 1995/6)を見直し、加筆したものです。 平成31年(2019)2月 柳澤安信]
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