BOURBON STREET

Step 15    第24回神戸ジャズストリート迷走記(4)  番外篇

                    今高英一 小野洋 藤本伸誉 堀晃

10月8日(土)

17時〜】

 この回は番外篇で私的なレポートになります。
 ニューオリンズ・ラスカルズの<Jazz at Vespers>が終わったところで、神戸バプチスト教会前に集合というのがここ数年のパターンになっている。
 初日の昼間来られなかった藤本伸誉もここに合流。
 「FMわいわい」で「JAZZレコードタイム」(※)のDJ・黒木研三さんもいっしょになり、今高、小野、堀の5名、北野坂を下って三宮へ。
 ※FM 77.8MHz 毎週土曜19:00〜20:00 今高さんの選曲でラスカルズ特集も何度か放送している。インターネットでも聴けます。
 500人入れるという巨大居酒屋でヤキトリなど並べてちょっと一杯(飲めないメンバーもいるけど)。

ラスカルズ

 本日それぞれが聴いたステージの感想などガヤガヤ話していたらたちまち2時間経過。
 堀はこの時の意見や感想をまとめてレポートにすればいいのだが、酔っぱらってしまって記憶があいまい。
 ここまでのレポートの中身が「薄い」責任はひとえに堀にある。
 堀の私見では、ODJCメンバーは2タイプあって、この時のメンバーでいえば、今高、小野、黒木は「学究肌」、藤本、堀は「ビールを飲みながら気楽に聴ければ満足」というタイプである。
 この両タイプ、話が合わないのではなく、だらかこそ飲みながらしゃべっていて楽しいのである。
 たぶん……神戸の繁華街では、あちこちにこんなグループが大量発生しているのではないか。
 これぞ神戸JS最大の楽しみ。
 で、あとは「アフターアワー・セッション」ということになる。
 堀を除く4名は「某会場」へ。
 アフターアワー・セッションこそがジャズの醍醐味という説がある。
 意外な場所で予想外の組み合わせのセッションが突発的に発生することがある。アドリブこそジャズの命。二度と聴けない名演があったりする。
 本当にあったことかどうか怪しいが、河合良一さんと花岡詠二さんが顔を合わせて共演したことがあるとか。ファンからすれば、ジョージ・ルイスとベニー・グッドマンの共演に匹敵するではないか。
 2日目には「昨夜は3時まで飲んでました」なんて話をプレイヤーから聞く(ピンカラさんとか大野かおりさんだけど)。一瞬、無茶なと驚くが、近所に泊まっているわけだから、夜中まで飲んで翌朝7時に起きるサラリーマンと変わらないわけである。
 ということで、どこか色々な場所でアフターアワー・セッションが夜中まで行われているはずである。
 これをどう探し当てたらいいのか。
 クチコミということになるが、ひとりウロウロしていてもよくわからない。
 ヒントは……「昼間演奏会場になった店は夜も営業している」ということだろうか。
 ただ、昼間出演したプレイヤーが同じ会場に現れるということでもなさそうだ。

アフターアワー
(imataka)

 ということで、堀を除く4名は、某会場で午後10時頃まで演奏と歓談を楽しんだそうである。
 写真はそこに現れた河合良一さん。
 堀は……じつは家内が今年からボランティアで参加しており、中華料理方面につき合っておとなしく帰宅したのである。明日がありますからねえ。

 (つづく)

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